図書館司書 面接試験の実例(国立大学)

これまで、複数の試験を受けてきました。
そのうち、記録を残している面接の実例を共有します。司書職の採用試験は情報が少ないと思うので、少しでも試験対策にお役に立てばと思います。

国立大学法人 図書系

面接の状況

  • 個人面接
  • 面接官 5名
  • 時間 25分
  • 事前提出資料:履歴書(大学指定様式)
  • 試験の流れ:1次試験→2次試験(筆記)→2次試験(面接1回)

訊かれた内容

一般的な質問

  • ここまでの交通手段を教えてください。
  • 緊張していますか?
  • 志望動機を教えてください。
  • 自己PRをお願いします。

自分のこれまでの経験について

  • 大学のころ、サークルに入っていましたか?
    • →自分からリーダーになるタイプですか、それとも人についていくほうですか?
  • これまで、苦手な人とどう接してきましたか?
  • (資格欄を見て)英語はどれくらいできますか?

図書館について

  • ラーニングコモンズにはどのようなメリットがあると思いますか?
  • オープンアクセスにはどんなメリットがあると思いますか?
  • 希望の仕事はありますか?
  • 利用者サービスの場面では、どんなことを大切にして仕事に取り組みたいと思いますか?
  • ホームページは見ましたか?
    • 印象に残った発信があったら教えてください。

社会人ならではの質問

  • なぜ、転職するのですか?
  • 仕事上で失敗したことはありますか?
    • →それを、どのようにリカバリーしましたか?
  • 今の職場で得たスキルは、うちではどのように活用できますか?

併願状況

  • 併願状況を教えてください。
    • →ここの志望順位は何番目ですか?
    • →遠方から受験されていますが、そのなかでこの試験区を選んだ理由を教えてください。
    • →不合格だったらどうしますか?


解説

最初、導入はやさしい(緊張をほぐす)質問→志望動機、志望動機から内容に入る、というような感じでした。
奇をてらった質問は少ないですが、業界に踏み込んだ質問(例:ラーニングコモンズについて)もあり、簡単ではありません。インターネットで政府の白書や公開情報などを手軽に手に入れることができますので、文科省のHPは要チェック。

参考

大学図書館の整備について(審議のまとめ)-変革する大学にあって求められる大学図書館像-
平成22年12月 科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会 学術情報基盤作業部会

学修環境充実のための学術情報基盤の整備について(審議まとめ)
平成25年8月 科学技術・学術審議会 学術分科会 学術情報委員会

国立大学図書館機能の強化と革新に向けて~国立大学図書館協会ビジョン2020~

国立大学図書館協会ビジョン2025