(2021.09)図書館司書 人物試験対策(1)【YouTube採録1】
この内容は、YouTubeで公開済みの動画「公務員 人物試験(面接)対策!」冒頭の抄録です。
司書職 人物試験の現況
司書の試験に対応した面接対策の方法をお届けします。まず、司書を含む多くの公務員試験は、以下のようになっています。
- 1次試験
教養試験・専門試験[択一式/記述式]
(自治体によっては論文試験・事務適性検査・面接)
- 2次(3次)試験
集団討論・GW・面接[集団、個別]
そして、この関門を潜り抜けて、最終合格者名簿に登載された人の中から、順位で採用が決まることになります。
例年、採用試験を行っている埼玉県立図書館の場合、司書は資格免許職という区分で採用されています。その試験結果を拝見すると、以下のようになっています。
例年、採用試験を行っている埼玉県立図書館の場合、司書は資格免許職という区分で採用されています。その試験結果を拝見すると、以下のようになっています。
- 1次受験者数 98人
- 1次合格者数 25人(1次受験者⇒1次合格者 3.92倍)
- 最終合格者数 8人(1次合格者⇒最終合格者 3.125倍/最終倍率12.3倍)
※動画では、この部分で誤った数字を記載しておりました。お詫び申し上げます。
それぞれ3倍以上の倍率があり、簡単ではない試験と言えると思います。
しかし、受験者=倍率(つまり採用人数は1人)という自治体は今でも少なくないです。なので、これから受験される方は、ある意味チャンスです。しっかり準備をすれば、合格することは難しくないと考えます。
どういうものかというと、受験者の過去の行動を振り返って、掘り下げることで公務員としての職務能力や適性を判断するんだそうです。
しかし、受験者=倍率(つまり採用人数は1人)という自治体は今でも少なくないです。なので、これから受験される方は、ある意味チャンスです。しっかり準備をすれば、合格することは難しくないと考えます。
面接の潮流:コンピテンシー評価型面接
最近の面接では、コンピテンシー評価型面接というのが流行っています。どういうものかというと、受験者の過去の行動を振り返って、掘り下げることで公務員としての職務能力や適性を判断するんだそうです。
人物試験におけるコンピテンシーと「構造化」の導入 (人物試験技法研究会)
これは、人事院の資料ですが、全文をインターネットで読めます。
面接では、以下の6項目が主に判断材料となります。
面接では、以下の6項目が主に判断材料となります。
- 課題への取り組みの際の積極性。
- 解決に向けてのプロセスで、他者を理解し関係をどう作っていくかの、社会性。
- ある行動をやり抜くまでの責任感、達成力を見る信頼感。
- 課題での経験を次に生かす、経験学習力。
- このサイクルのなかで、安定したパフォーマンスで落ち着いて前向きに対応できるかを見る、自己統制。
- 面接官の意図を理解したり、論理的にわかりやすく話すことができるかを見る、コミュニケーション力。
かつての面接では、学力試験の成績が良ければ、一問一答の面接準備をしておけば合格できたかもしれません。
しかし、コンピテンシー面接では、そうはいきません。
実際に試験を受けた時に受けた質問を示しています。
「大学の頃のサークル」という話から、リーダー経験の話、その時自分が考えていたこと、そこから得てきたこと、そして仕事への態度まで。どんどん掘り下げていかれます。
というわけで、人物試験対策に耐えうる準備をするためには、自分について知ること。自分の引き出しを増やすこと。
そして、初対面の他者に自分を説明できることが求められます。
準備は、大きく、5つに分けることができます。
- 情報収集をし、志望先の特徴を知る。
- 自己分析をして、自分について知る。
- 志望動機や自己PRなどの想定問答を作ってみて、説明できる自分の情報を整理する
- 面接カードを作り、記入する。
- 受け答えを練習する。
この後の作業は、とにかく手を動かして、メモをしていくか、パソコンを使って入力していきましょう。
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この動画の全編は、こちら↓でご覧いただけます。ぜひご覧ください。